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家族のルーツを訪ねて [旅行]

忙しさに追われているうちに、1ヶ月無更新。。。

7月19日~20日に、親父の生まれ故郷に行ってきたので
その記録を。

発端は、数年前から、家族が集まるたびに親父が
「もう一度だけ、生まれた立野(阿蘇)に行ってみたい」
と言っていたから。

84歳になった親父は、健康そのものだけど、
さすがに、最近は物忘れも進んできていて、
弟と早めがいいよな、と計画した。

生まれた場所には、元々あったらしい社宅はなく
親父も、もうひとつピンとこないようだ。

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そして、派出所に行ってみると、
昔からあるお店で訊いてみてはどうかと教えてもらい
そこに行ってみたところ、
なんと、そこのご隠居さんが、
親父の名前を覚えていて、
親父の家族構成まで覚えているもんだから、
親父は、驚きのあまり、目を丸くしてた。

そして、教えてもらった、親父の実家跡。
ここが、じっちゃんが退職後、
ばあちゃんと営んでた宿屋の跡。

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でも、この時点では、親父も今ひとつ思い出せないようで・・

その跡、白川水源や
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草千里をドライブし、旅館へ
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そして、男3人で飲んだ後、
親父が何かノートに書き始めた。

何を書いているかと思ってみてみると、
親父の記憶の中にある、立野の地図を書いている。

そこには、神社や、学校の場所などが書かれていて
「じゃあ、明日の朝、もう一回行ってみよう」ということに。

そして、もう一度、親父地図をもとに行ってみると
その地図の通りに、小さな神社があったり、
また、道に出ている方に、名乗ってみると
その方も、親父のことを覚えていたりで、
昨日とは打って変わって、
親父の記憶が鮮明になってきて、
親父の表情が輝き出す。

その方が、また、別の方の家に連れて行ってくれて
話が弾んだり。

「商店街のような所に住んでいた」という親父の記憶も
その方々の証言により、
実は、当時、熊本から大分へ行く道と、宮崎に行く道の
分岐点に、実家の宿屋があり、
P719004133.jpg


今は面影がないものの、
当時は紛れもなく、この地域の中心街で
お店も並んでいたらしい。

そんなこんなで、親父の記憶も戻ってきて、
「来て良かった~」と満足げ。

目を閉じると、
かすりの着物を着て走っている
少年の親父が浮かんできた。

連れて来れて良かった。

<OM-D E-M5>

タグ:OM-D E-M5 立野
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