「かあちゃん」 重松 清 [小説]
葉っぱの形が好きで、よく撮るのですが
なかなか気に入った写真が撮れません。
一昨日、重松清の新刊「かあちゃん」を読了しました。
重松清が満を持して挑む、初の母親小説! 昭和の母から平成の母、強い母からどこまでも優しい母……第一章から第八章まで連鎖するストーリーとともに登場するかあちゃんたちが胸と涙腺を揺さぶる一冊! （amazonより）
ヒロシが小学１年生の時、父親が交通事故で亡くなってしまう。
その時、助手席に座っていた上司と共に。
その時から、優しく明るかったかあちゃんは笑わなくなった。
一切の楽しみから遠ざかり、すべてを背負って償いの日々を送ってきた。
そんなかあちゃんの生き方に関わることになる、何組かの母と子の物語が展開されていく。
父と子をテーマにした作品が続いていた作者の初めての「かあちゃん」もの。
期待しつつ読み進み、途中で何回も涙がこぼれてきた。現代社会をリアルに描きつつ、その中に生きる人間のデリケートな内面の描写は「さすが」のひと言。
そして、読み終わったのだけれど、、、、なんとなく物足りない。
なぜだろう？？と考えてみると、やっぱり最終章なのかなあ。
妙にさらっとしすぎているというか。。。
ドラマチックなエンディングは、重松作品にはあり得ないことは重々知っているし、望んでもいないのですが、何かが物足りない。なんだろう・・・
やっぱり僕としては、今年読んだ「とんび」の方が、数段よかったなあ。
で、トータルでは、☆三つ半という評価でした。
2009-08-12 13:12
nice!(6)
コメント(9)
重松作品、大好きですが、これはまだ。
是非読んでみます！
かあちゃんものですか～
「エイジ」のお母さんは、うまく描写していたと思いました＾＾
by sira (2009-08-13 18:00)
葉っぱは、僕も好きです。
あ、薬じゃないですよ。
あれ？RSSが、11日のままですね。
更新しているのに、・・・・
ソネットも盆休み？？
by こうちゃん (2009-08-13 23:33)
K2さん
最近、僕は、『十二国記』だよ。
ちょっと古いのだが。
おかげで老眼が進んだ。
by 根岸冬生 (2009-08-14 17:44)
いつも見ても、いいお写真だな～＾＾
お久しぶりです。
私元気にしてます～＾＾
by michan* (2009-08-14 19:57)
siraさん
「エイジ」・・ずっと気になってます。
次読んでみようかな・・・
by Ｋ２ (2009-08-14 22:23)
こうちゃん
時々、ソネットおかしいですよね、、、
葉っぱ大好きで～す。
by Ｋ２ (2009-08-14 22:24)
ネギさん
十二国記、おもしろそうですね。
もっともっと、いろんな物語を愉しみたいです。
by Ｋ２ (2009-08-14 22:28)
michan*
お久しぶりです。
お元気そうでなによりです。
ブログ更新楽しみです。
by Ｋ２ (2009-08-14 22:29)
「かあちゃん」読んだんですね。
私は、地元新聞の連載もので細切れで楽しみました。
私も、母ちゃんの一人なのですが、世に言う優しくて、家庭を守る「母」のイメージからはほど遠い母でしかないので、ある種の共感と一緒に、今の自分が子供たちの母なのだからと開き直りでいくしかない図太い処世術も感じました。
by korekore (2009-08-17 09:01)