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2008年に読んだ小説ベスト10!<第4位&第3位>

流星ワゴン.jpg
<第4位> 「流星ワゴン」 重松 清
・「もう死んでもいいかな・・」と思っている30代後半の男性の前に現れた、ワゴン車。その中には、すでに、交通事故でなくなっている父子が乗っていて、男性を「あのとき、気づいていれば・・」「あのターニングポイントに戻れたら・・」というところに連れて行ってくれる。そして、そこで男性はどのような再選択をし、その結果、人生がどう変わるのか・・といった、大人のファンタジー的な物語。
・重松さんの作品は、安易なハッピーエンドではないんだけど、あくまで現実的で、なんだか切なくて、でもどこか救いがあるというか、そんなところが、とても好きです。
・この作品も、なんだかとっても良かったなあ~。しみじみ・・・。

火車.jpg
<第3位> 「火車」 宮部みゆき
・いわゆるカード破産がテーマになっていて、その地獄から抜け出すために、忽然と姿を消した女性を追いかけていく物語。
・たしか、もう7~8年前の小説です。宮部みゆきさんの小説は、一度読んでみたいと思っていて、この作品の前に読んだ「誰か」は、正直イマイチだったので、この本も、読もうかどうしようか迷ったのだけど、ブックオフで100円だったし、「おもしろなかったら、途中で退場しよう」と思い読み始めたのでした。
・そしたら、そしたら、最後まで一気読み!影も形も残さない、無色透明な女性を追いかけるうちに、徐々に、目の前に、くっきりと輪郭や色合いが見えてくるような構成がとても良かった。「一体、この女性は、どんな人間なんだ??」という、人間に対する興味関心とか、観察眼を心地良く高揚させる1冊なのでした。
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コメント 4

Yuki

「流星ワゴン」という本の内容が面白そうです。
読んでみたいです。(*^^*)
by Yuki (2009-01-26 22:17) 

K2

yukiさん
おっもしろいですよ~。ぜひぜひ。
今、重松さんの「とんび」を時々涙を浮かべながら読んでいます。
こちらもオススメです。感動の父子物語です。
by K2 (2009-01-26 22:29) 

michan*

宮部みゆきさんの本は、娘が読んでいたような・・・
私も流星のワゴン気になります。^^
by michan* (2009-01-28 14:39) 

K2

michan*さん
宮部みゆきさんも、かなりたくさん書かれてますよね。
昨日、重松清さんの「とんび」を読了しました。
michan*さん、ぜひ、これ読んでみてください。
あたたかブログのmichan*さんは、たぶん感動されると思います。
by K2 (2009-01-28 14:43) 

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