「朗読者」 ベルンハルト・シュリンク [小説]
先週、久しぶりに小説を読んだ。
間もなく公開になる映画「愛をよむひと」の原作。
う~ん、重かったけど、とても良かった。
<amazonより>
学校の帰りに気分が悪くなった15歳のミヒャエルは、母親のような年の女性ハンナに介抱してもらい、それがきっかけで恋に落ちる。そして彼女の求めに応じて本を朗読して聞かせるようになる。ところがある日、一言の説明もなしに彼女は突然、失踪してしまう。彼女が隠していたいまわしい秘密とは何だったのか…。数々の賛辞に迎えられて、ドイツでの刊行後5年間で、20以上の言語に翻訳され、アメリカでは200万部を超える大ベストセラーになった傑作。
以下は、この本を教えてくれた方へのメールです。
「さきほど、「朗読者」読み終えました。
かなりの余韻が残りますね・・
感動した小説が映画化されると、イメージを壊したくないので、まず観ないんですが、
これは観たいと思いました。
それは、ハンナの心の中を、もっと理解したいと思ったからです。
どんな思いで**にいたのか・・
どんな思いで、ぼくに手紙を書いたのか・・
どんな思いで、ぼくとの再会の時を迎えたのか・・・
そして、どんな思いで、**を決断したのか・・
著者が、ハンナの心を読み手に、「分からせよう」と不必要に多弁になっていないだけに
考えさせる小説でした。」
・・・これから読む(または観る)方のために、大切なキーワードは**にしてます。
読後、1週間になっても、時々、ふっと、主人公の一人であるハンナのことを
あたかも実在した人物のように考えてしまうことがあります。
読み終えた後、この本を読んだ方と、
語り合いたい気になった、そんな本でした。
タグ:朗読者
2009-06-09 13:08
nice!(4)
コメント(10)
読み手に想像を膨らませるタイプの小説なんですね。^^
by Yuki (2009-06-09 15:50)
チャンスが無くて読んでいないんですが、
気になる本なんですよね~
早速読んでみようと思いました^^
by sira (2009-06-09 23:47)
Yukiさん
そうなんです、極力むだな文章をそぎ落として
翻訳本なのに、読みやすかったです。
by K2 (2009-06-10 09:43)
siraさん
おすすめです!
私は単行本をアマゾンで「1円」でゲットしました!(笑)
by K2 (2009-06-10 09:44)
1円は安いですね。僕も読んで見ようかな。(^^)
写真も素敵ですね。
by メガネ君 (2009-06-10 12:02)
メガネ君
アマゾンの中古本は結構1円ってありますよね。
ただ、送料が340円かかるんですが・・
by K2 (2009-06-10 13:11)
夢中になれる本っていいよね。
私も夢中になる本読んでみたい
そして夢中になれるなにかをしたい・・・(笑)
by みどり (2009-06-10 18:30)
みどりさん
遠くを見つめながら
でも、目の前のことにも無我夢中になれる
そんな風になりたいですね
by K2 (2009-06-10 22:36)
私が今読んでいる本は、「加藤 仁」著の「筆に限りなし 城山三郎伝」です。とても興味を魅かれる本です。
「落日燃ゆ」や「黄金の日日」など、読んだことがあるので、城山氏のことは感嘆の目で見続けてきましたから・・・
では、次回は「朗読者」を選びましょう。
by korekore (2009-06-11 08:45)
korekoreさん
おはようございます。
城山三郎の本も読んでみたいんですよね~。
「朗読者」・・かなり読後感が重いですが、
読まれたら、ぜひ感想をお聞かせください。
by K2 (2009-06-11 08:59)